皆さんはお口のメンテナンスはしていますか?
メンテナンスは予防という治療のことを言います。
虫歯や歯周病を予防するのに日々のブラッシングはとても重要になります。しかし、自分でするケアには限界があることを知っていますか?口の中の状態は人それぞれ違うのです。口の中の細菌数や種類、唾液の量、歯の生え方や年齢、ブラッシングの仕方や持病、食習慣など…
虫歯や歯周病の発生には、多くの要素が関係しています。リスクや原因は人それぞれです。
確実な予防には自分の病気や生活スタイルに合わせた歯科医院でのメンテナンスを併せて行うのが有効です。すべての人が同じ方法で効果的な予防はできないのです。
メンテナンスは検査をして、今の現状を分かった上で病気になるリスクをできるだけ下げる治療になります。
永田歯科医院では、患者さんが無理なく自分のライフスタイルに合わせてメンテナンスができるよう心がけています。
☆メンテナンスの流れ
①検査(現状把握)
・レントゲン撮影
骨の状態把握、虫歯や膿胞と言われる根の先にできる膿の袋がないかの確認
・プロービング
歯茎や歯を支えている骨の状態を計測して表にしていきます。
・口腔内撮影
詰め物や歯茎の状態を専用のカメラを使って撮影していきます。
治療後のと比較に使用します。
②ブラッシング指導、スケーリング(歯石除去)
ブラッシングは日々の生活の中でとても重要なものになります。
当て方や補助用具の使用で歯周の状況が変わってきます。
一人一人のライフスタイルに合わせた指導をしています。
SRPと呼ばれる歯茎の中に着いた歯磨きでは取りきることのできな部分のお掃除もしていきます。
日々のブラッシングでは取り切れない汚れや、歯石を歯科医院で除去します。
二人三脚で治療をしていきます。
③SRP(歯茎の中の根に付着している歯石の除去)
②にで行った歯石除去では取り切れない部分の歯石取りになります。
歯肉の奥の方まで器具を入れての治療になるため3~4回に分けても治療になります。場合によっては麻酔を使用して行います。
④歯周検査(再評価)、歯面清掃
どれくらい歯肉の状態が改善したか確認します。
ここで歯肉の状態、ブラッシングの状況が安定したら次のステップへと進みます。
歯石の状況によっては再度SRPをさせて頂く場合もあります。
⑤カリエス(虫歯)治療
歯周の状態、セルフケア(自分で行う掃除)ができるようになった段階で当医院では虫歯の治療に入らせて頂いています。しっかりベースができてから虫歯の治療をすることで再発のリスクを減らし、歯肉(歯茎)の炎症が落ち着いてからすることで、補綴(かぶせもの)、詰め物の治療がスムーズに進むようにするためです。
⑥検査(再評価)
歯周検査、口腔内撮影、クリーニング
ここで問題がなければメンテナンスへ移行となります。